お知らせ

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【お知らせ】コロナワクチン職域接種開始にあたっての大手前大学・大手前短期大学の学生および保護者のみなさまへのお願い

大手前大学学長 鳥越皓之
大手前短期大学学長 福井洋子

政府の方針により、コロナワクチンの職域(学校等を含む)接種がはじまることとなりました。本学もさっそく職域接種をするとの意思表示を文部科学省に届け出て、現在、厚生労働省からの具体的指示を待っている状態です。現在のところ学生への接種は7月第1週からはじめ、2回目の接種を8月中に終了する予定で準備をすすめております。
 本学がいち早く職域接種のための意思表示をしたのは、ひとえに大学教育の正常化への強い願望からであります。たしかにZoomなどによる非対面授業の長所を支持する声が教員からも学生からもありましたし、それも一概に誤りとは言えません。しかしながら、教育効果、学生の情緒的満足感を考えますと、できるだけはやく、通常の対面授業に戻る必要があることを痛感いたしておりました。
 本大学および短期大学は一人ひとりの学生の立場に立って教育をすること、教員と学生、学生同士のコミュニケーションの大切さをつねに唱えてきました。その意味からも、非対面授業は私どもに大きな困惑をもたらすものでありました。
 幸い、大手前学園は大学に国際看護学部、短期大学に歯科衛生学科をもっており、必要な数の医師および看護師を確保することが可能でありました。ただ、これらの先生方は多くの授業や実習などを抱えており、かなりタイトなスケジュールを設定した経緯があります。
 私どもの考える理想的スケジュールとしまして、9月からの授業の正常化、課外活動の正常化をめざしております。コロナの第5波が来ないとは現時点では言い切れませんので、「理想」という表現をしていますが、私どもは、ぜひ、9月からの教育の正常化を実現したいと考えています。
 そのためには、学生の皆さんに新型コロナワクチンを接種してもらう必要があります。接種率が低いと集団免疫さえも獲得できなくなります。私どもの狙いとしては、絶対にクラスターが発生しないというレベルまでの環境をつくりたく思っております。
 ただ一方で、コロナワクチンについては副反応があることが知られており、その副反応の程度は個人によって異なることが分かっています。とくに発熱や倦怠感を経験する割合は若者ほど多いことも指摘されています。したがって、本学としても、コロナワクチンを打つことは強制ではなく、お願いという形をとりたいと考えています。個人的なさまざまな事情があるかとも思いますので、保護者など関係者の方とよく話し合ったり、自分でよく考えて、ワクチン接種を受けるかどうかを自身で判断していただくのがよいと思います。本学での職域接種でなく居住地域や自治体が実施する大規模接種会場などで接種することも今後可能になります。また、ワクチン接種は希望制(任意)であり、ワクチンを接種しない者に対する差別はあってはならないものと考えています。なお、ワクチンはモデルナ社のワクチンを予定しております。
 お互いに協力をし、支えあいながら、この危機を一緒に乗り越えたいと思っております。どうぞよろしくお願い申し上げます。

2021年6月21日

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