大手前短期大学さくら夙川キャンパスでは震災から30年目を迎えた本日17日、阪神・淡路大震災の犠牲者追悼式を行い、犠牲となった大手前大学の学生2名および大手前短期大学の学生1名を含む6,434名の犠牲者に黙祷を捧げ、鎮魂を祈りました。

阪神・淡路大震災では、さくら夙川キャンパスの本館が倒壊するなど、大手前学園も甚大な被害を受けましたが、その後再建された本館(A棟)1階エントランスホール入り口に設置された鎮魂碑前で、理事長および大学学長、短期大学学長をはじめとする学園関係者が参加し、教職員一同は犠牲者への鎮魂を祈りました。

黙祷後、平野 光俊大学学長がご挨拶され、30年前の自宅での地震経験、その後発生した東日本大震災、能登半島地震のことについて触れ、地震列島に生きていく者として改めて一日一日を大切にし、阪神・淡路大震災を経験した世代は語り部となっていくことの大切さや、震災後当時の在学生により復興祭が開催され、地域住民の皆さまや賛同いただいた方々からのご協力により、復興を遂げたことなどにつき、お話しされました。

本年の追悼式は特別企画として「大手前学園 復興の軌跡」と題した映像および写真を展示し、震災直後の様子、学生・教職員が復興に取り組んだ日々を振り返り、甚大な震災を乗り越え、今の大手前大学・大手前短期大学があることをあらためて理解する機会となりました。

阪神・淡路大震災で犠牲となった皆さまのご冥福を心よりお祈りいたします。